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2026年03月10日

【法定研修】不適切支援を生まないチームづくり(後編)研修のすすめ

不適切支援を防ぐには、個人の注意だけでは限界があります。後編では、個人の振り返りをチームの共有や職場の工夫につなげていく視点を、実務者向けに分かりやすく整理しています。

前編では、虐待と不適切支援の違いとつながり、そして自分の支援を振り返る視点を確認しました。後編では、その気づきを個人の反省だけで終わらせず、どうすれば不適切支援を生みにくい職場にしていけるのかという点を考えていきます。

不適切支援は、特定の職員だけの問題ではありません。忙しさや焦り、思い込み、情報共有の不足、職場の慣習など、さまざまな要因が重なることで、どの現場でも起こり得ます。だからこそ後編では、まず自分の感情や状態に気づくこと、そして強い口調になりそうなときは一呼吸おくことなど、個人としてできる取り組みを確認しています。支援者自身の余裕のなさが、説明不足や急かしにつながることは少なくありません。自分の状態を振り返ることは、利用者へのよりよい関わりにも直結します。

その一方で、個人の努力だけでは防ぎきれないのも現実です。そこで大切になるのが、チームで支援の基準を共有することです。声かけや意思確認、作業の進め方などについて、「どのような関わりが望ましいか」を職場で言葉にしていく。さらに、うまくいった関わりをGood支援として共有し、個人の工夫を職場全体の学びに変えていくことも重要です。

後編のワークでは、現場で起こりやすい場面を取り上げ、「なぜその場面で不適切支援が起こりやすいのか」「チームとしてどんな予防策ができるか」を考えます。ここで大切なのは、誰かを責めることではなく、個人要因・環境要因・組織要因を分けて整理することです。すると、「気をつけよう」だけでは足りず、申し送りの見直し、相談しやすい雰囲気づくり、役割分担の工夫など、職場としてできることが見えてきます。

不適切支援を防ぐには、個人の気づきとチームの仕組みの両方が必要です。後編は、そのことを実務の視点から丁寧に確認できる内容です。前編とあわせて読むことで、研修全体の流れがより分かりやすくなります。
(筆:ベラガイア17人材開発総合研究所 代表 梅沢佳裕

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