2025年02月16日
【施設職員のための介護記録の書き方】第6回:利用者が生きた証(あかし)として記録の残す
利用者と介護職との出会いは、利用者の介護を目的とした「介護者・被介護者」という関係性です。
介護専門職としてしか知り得ない利用者の生活習慣や人生の集大成としての高齢期の姿を目の当たりにしています。
特養ホームや老人保健施設などの入所系サービス、デイサービスやデイケアなどの居宅系サービス、
グループホームや小規模多機能型居宅介護などの地域密着型サービス、死ずれのサービスの利用者であっても、
家族には見えない(見せない)表情があるはずです。
介護記録とは、そのような一人ひとりの利用者が生きた証の瞬間を言語化した足あとではないかと考えています。
介護現場は多忙で煩雑、決して生易しい仕事ではありません。しかし、先に述べた利用者の表情を書き残すことは、
実際に向き合った介護職であるあなたにしかできない事なのです。
残された介護記録は、いずれ利用者遺族へ情報開示し、グリーフケアとして在りし日の
思い出を偲ぶのもいいのではないかと思います。
介護記録は、利用者の様子を家族に伝えるための大事な情報となるものなのです。
●このブログは下記の著書を参考にしています!
「介護職スキルアップブック 手早く書けてしっかり伝わる!介護記録の書き方&場面別文例集」秀和システム
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