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2025年02月16日

【施設職員のための介護記録の書き方】第10回:改ざんを疑われないための介護記録の訂正方法とは

介護記録とは公的文書として位置づけられている重要書類です。


そこに書かれていることは事実として取り扱われるため、もし介護職が利用者との介護において実際には行っていない、
あるいはそのように解釈できるような誤解を与える書き方をしてしまうと、疑義が生じてしまいます。


介護記録とは、そのような非常に重要な意味ある文書ですので、注意して取り扱う必要があります。


そこで今回のテーマにもあるように、介護記録の訂正方法についてです。誤った訂正の仕方をしてしまうと、
改ざんを疑われてしまう可能性があります。「改ざん」とは、文書などの字句を直すこと。特に、悪用するために、
勝手に直すこと(出典:小学館デジタル大辞泉)という意味です。


つまり、修正した介護職にそのような意図が無かったとしても、確認した相手からすると改ざんを疑われることが
あるということです。これには注意が必要です。


介護記録の訂正方法は、以下の点に留意して行います。

《手書き》
*手書きの場合はポールペンなど簡易に消えない筆記用具を使用
*修正箇所に二重線を引き、そこへ訂正印を押印する
*その余白に修正した文書を書き、そこへカッコ書きで年月日を記す

 

《PC版》
*訂正後のデータを上書き保存しない
*訂正前の文書が確認できる必要がある
*システム上に上記の機能が備わっていない場合は、訂正箇所を含むページを印刷し、手書きで訂正して保管する

詳しくは、下記の著書をご参照ください。さらに詳しく解説しています。


●このブログは下記の著書を参考にしています!
「介護職スキルアップブック 手早く書けてしっかり伝わる!介護記録の書き方&場面別文例集」秀和システム

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