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2025年02月16日

【施設職員のための介護記録の書き方】第12回:介護記録には、文法よりも大事なことがある

介護記録の書き方に迷っている方は、どのようなルールに即して書けばいいのかという、
いわゆる文法や文章構成に意識が向いている場合があります。


もちろん、これらは公的文書を記すうえでは重要な要素の一つではありますが、
読み手に伝わる記録を書くためには、それよりももっと必要なことがあるのです。


それは、「どう書くか」ではなく「何を書くか」を意識して記録するということです。


介護記録は、残すことが目的ではなく、残した記録を読み手にいかに伝わるように書くかということが大切です。


そのためには、第7回でも解説しました5W1Hを丁寧に記すことが求められます。介護記録に書かれているのは、
利用者に実際に関わったスタッフが知り得た実践のやり取りの情報なのです。


皆さんが関わった利用者が、その日、その時、その介護の瞬間に、どのような表情をしたのか? 
どのようなことを皆さんが行い、それに対して利用者はどのようなリアクションを取ったのか?


一人ひとりに焦点を当てた視点がとても重要となってきます。
上手な文章を書こうと力みすぎず、肩の力を抜いて利用者とのあるがままのやり取りを書きましょう。


●このブログは下記の著書を参考にしています!
介護職スキルアップブック 手早く書けてしっかり伝わる!介護記録の書き方&場面別文例集」秀和システム

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