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2025年02月16日

【施設職員のための介護記録の書き方】第16回:介護記録はケアプランと連動させるのが鉄則!

介護記録とは、その記録をもとに業務の振り返りつつ検証を行ったうえで、
今後の介護方針を検討するというケアマネジメントの過程であり一環です。


介護業務は多忙で煩雑ということもあるため、とかく目先の業務の囚われてしまいがちです。
しかし、業務そのものの質を改善し、職員間でのオペレーションをスムーズに正常化することも、
良い意味での業務の効率化に繋がってきます。もちろん利用者の効果的かケアにも繋がります。


利用者には個々に沿ったケアプランが立てられていますが、居宅サービス事業には、
別個に個別援助計画が立案されているはずです(例;通所介護計画、訪問介護計画など)。


これらの計画書には、短期目標、長期目標がありますが、介護記録は、この短期目標(その延長上にある長期目標も)を
達成するための意図的な関わりを通した記録とする必要があります。


つまり、ケアプラン等に掲げた目標があるのに、介護記録にはその場面での様子がまったく記載されていないのは
不自然であり、「その場面の介護はどうなっているの?」と疑念を持たれる可能性もあります。


介護記録について、「今日は何を書こう?」と悩んだ際には、まず真っ先にその利用者のケアプランを
思い出し、目標について取り組んだケア内容に触れるようにしましょう。


その記録の積み重ねが、利用者情報の集積となり、状態像のビフォー&アフターの根拠資料となるはずです。


●このブログは下記の著書を参考にしています!

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