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2025年02月16日

【施設職員のための介護記録の書き方】第17回:介護場面別 記録文例—食事

■食事場面の介護記録とは・・・

介護場面は、記録作成で最も重要な場面の一つです。
 

利用者がいつどこで、どのような食事を摂ったのか、あるいは残したのか、


またどのような様子で食事時間を過ごしたのか、「生活」の大事な一場面を
カタチとして伝わるように書くことが介護記録に求められています。

 

●食事場面での介護記録の観察ポイント
姿勢・・・椅子からずり落ちそうになっていないか
     足は床にしっかりと着き、踏ん張りがきく状態か
     テーブルとイスの高さは食事に適した高さになっているか


食べ方・・・上手に咀嚼(そしゃく)、嚥下(えんげ)できているか
      食事中の表情はどうか
      介助が必要か、自分で食べているか
      食事中の偏食、偏りはあるか⇒視野狭窄などの確認


コミュニケーション・・・他利用者と楽しく食事しているか
            会話などはあるか

●食事場面での使える文例(著書の一部をご紹介)
*食事摂取量
〇〇様は、主食全量、副食1/2、汁3/4を摂取した。
〇〇様は、主食10割、副食5割、汁7割ほどを摂取した。


*食事の食べ方
○○様は、今日も昨日と同様に主食を半分しか摂取しなかった。満腹でたべられないとのことだったため、次回から高カロリー補助食も検討することにした。


*食事中のトラブル―食事中のむせ
〇〇様は、食事中にみそ汁を口に含んだ拍子に、突然むせてしまった。介護スタッフが背中をタッピングすると、数分で回復した。

 

●まとめ

今回は、介護場面別記録文例として、「食事」の中からよく使われる記録文例をご紹介しました。

この他にも便利は文例が、下記の著書には掲載されています。ぜひご一読いただけますと幸いです。


●このブログは下記の著書を参考にしています!

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