NEWSお知らせ

2025年02月16日

【施設職員のための介護記録の書き方】第18回:介護場面別 記録文例—入浴

入浴場面での介護記録の重要ポイントは、入浴したことだけに着目して書くのではなく、
日ごろ観察できない皮膚の状態、関節の動きなどに注視することが大切です。


●入浴場面での介護記録の観察ポイント
表情・・・入浴中の表情はどうか
     のぼせや疲れなどが表情ににじんでいないか

動作・・・関節の動きはどうか
     更衣・洗髪はできるか

姿勢・・・入浴中に臀部や足先が底に着いているか
     シャワーチェアに座る姿勢はどうか

意思表示・・入浴の拒否はあるか
     入浴に不安感がないか
     気持ちよく入っている言動はあるか

安全・健康・・・バイタルサインはどうか
        入浴中の安全確認はどうか
        フラツキや転倒危険はないか


●入浴場面での使える文例(著書の一部をご紹介)

*入浴中の様子
〇〇様は、左片麻痺のため、手すりにつかまって患側からゆっくりと足を浴槽に入れていた。
介護スタッフは、○○様を支えながら「ゆっくりで大丈夫ですよ」と声かけを行った。

■記録のポイント
浴槽の出入りの様子を具体的に書きましょう。利用者が自らできることを観察し、記録を書きましょう。

*入浴の中止
〇〇様は、風邪をひいていたため、本日の入浴は中止となった。本人からも体調がすぐれないとの言動がみられた。

■記録のポイント
体調不良による入浴中止は、なぜ中止となったのかの理由と本人の様子を一言 書いておくとよいでしょう。


このほか、下記のテキストには、「入浴準備の記録」「入浴中の記録」「入浴後の記録」「清拭の記録」
「入浴中止の記録」「入浴に関するヒヤリハットの記録」など多数の事例が掲載されています。
ぜひお手に取って頂けますと幸いです。

 

●このブログは下記の著書を参考にしています!

BACK